第6話 幽体離脱?
UFOの話(第5話)を読んで、「きっとそれが原因で・・・」と思った人は多いでしょう。
僕も、いつもそれが何かの原因になっていると思っていました。
でも、UFO事件の前の年(16才の頃)の話もあるのです。
その頃、2級上の女子校の生徒と付合っていました(マセてた?・・・笑)
その子は、家庭の事情で両親とは離れ、おじいちゃんの経営するアパートに一人暮らし(おじいちゃんは下に・・?)でした。
10月10日体育の日に、オートバイで友達の家に行った帰り、左折しようとしたライトバンに巻き込まれる事故にあった事があります。
ひじで相手の窓ガラスを割り、ひざでドアをつぶして交差点の真ん中に投げ出されました(そりゃ、僕も痛かった・・・)。
でもまぁ、痛かった位で、特に救急車や病院に行くほどではなかったのが幸いだったのですが・・・。
それから一週間ほどして、当時つきあっていた女子校の彼女のアパートに遊びに行きました。
彼女がニヤッと笑って、
「あんた、10月10日に事故ったでしょう?」と言うのです。
「なんだよ・・・。誰に聞いたんだよ?」と僕が言うと、彼女は
「誰にも聞かないよ・・・。だって、純、ここに来たもの・・・」と言います。
「俺、来なかったぜ・・・」と言うと、
「うん・・・」とも言います。
「おい、おい、どういう事だよ・・・・?」 と言うと、彼女は10月10日の夜の事から話し始めました。
まず、10月10日、彼女が二間のアパートの寝室のベッドで寝てると、下からトントントンと階段を上がってくる音が聞こえ、
『誰だろう?こんな夜中に・・・おじいちゃんにしては軽やかだし・・・・』と思っていると 隣の部屋の階段の降り口に、僕の姿が見え、そのままその部屋を横切って、隣の部屋の壁際に見えなくなったと言うのです。
「えーっ?こんな時間にどうしたんだろう?」と驚いて隣の部屋の僕が隠れたふすまの裏を覗いてみると、そこには誰も居ないのです。
もちろん、隣の部屋や階段を全部見てみましたが、さっき階段を軽やかに上って来て部屋を横切った僕の姿はどこにもありません。
(僕は、その夜は決して夜這いなどしていません・・・笑)
「変だなぁ?今のは一体なんだったんだろう?」と思いながら、とりあえずベッドへ戻り、 次の日の朝、玄関で靴を履こうとしゃがんでいる時に、庭に何か動くものを感じたので顔を上げてみると、 庭の右側に生えている直径25cm位の樹の陰から、バンダナに皮ジャン、ブーツを履いた僕が、庭の反対のやはり直径25cm位の樹の陰へすーっと横切って行ったのです。
高校時代の僕がいくら細かったとは言え、直径25cm位の木の陰には隠れきれません。
彼女も、それを見ても木の陰に僕が隠れている筈は無いと思い、庭に確かめにも行かなかったそうです
(ちょっと冷たいかぁ?・・・笑)
不思議と彼女は恐いとも不思議だとも感じなくて、
「ああ、きっと純がオートバイで事故ったに違いない・・・」と当たり前の事の様に感じたそうです。
この話はこれで終わりです。
でも、これが僕の覚えている一番古い不思議な事の記憶です。
この後、同じ様な事が頻繁に起きるようになります。
あんまり、頻繁に「もう一人の僕」が出現するので、UFOにさらわれた時(と、仮定して)に、クローンを作られたのかとも思いましたが、この話はUFOにさらわれた(くどいですが、仮定です)時よりも前に起きています。
さて、だんだん難しくなってきます(笑)
