第8話 パラレル・ワールド2
パラレル・ワールドって、なんとなく理解できます?
「頭ではなんとなく理解できるけど・・・・」と言う人が多いのじゃないかなぁ?
僕自身は、解明出来ない僕の不思議体験が山積みされた中で「もがいている時」にパラレル・ワールドという考え方を知り、解けなかった方程式がパッと解けたような気がしました。
霊現象とははまた別の事だと思っています。
僕は、霊現象は「電気」にとても関係が有るのじゃ無いかと仮定を立てています。
さて、パラレルワールドらしき現象の続編を紹介したいと思います。
20代後半の時に、ふと思い立って沖縄に泳ぎに行きました。
その年、それまで寝る暇も無く働いていたオートバイショップの店長を辞め、世田谷のアパートで(甲州街道と井の頭通りの交差点の安アパートでした)ボーッとしていました。
とても気持ちの良く晴れ上がった日でした。
やっと暇になったのでどこかへ行きたかったのですが、 でも、9月も半ばに入ってしまい、泳ぎに行くにはちょっと無謀です。
「あーぁ・・・今年は結局一度も海に行かなかったなぁ・・・」
と思うとなんだかその日の気持ちの良い秋晴れが悔しくなってきました。
「沖縄ならまだ泳げるかもしれない・・・」
そう思うと、バッグに荷物を詰め、ラジカセをXJ650改チョッパーのハンドルにくくりつけ、軽井沢から新潟へ、新潟から舞鶴、京都を抜けて鳥取、広島・・・とジグ ザグに(笑)走り始めました。
予定も計画も何もありません。眠くなったら寝て、お腹が空いたらパンをかじって・・・。
鹿児島まで着いて、フェリー待ちの間に銭湯に行って、その間に隣のコインランドリーで洗濯をして・・・・。
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こんな話もどこかで書きたいなぁ・・・。札幌から「コーヒーを飲みに行こうぜ・・・」と、突然函館まで(確か、350km位有った筈)走り出したり、 世田谷から煙草を買いに行って、気が付いたら福島を越えて青森へ向っていたり・・・・(笑) まぁ、それは不思議な話ではないですが、あんまり当たり前の話でもないかも知れない(苦笑)
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さてさて、そんな訳で沖縄に泳ぎに行きました。
沖縄に着いてから、書き切れない程いろーんな話が有るのですが、それらは後で追々書くとして、
今回の話は東京からちょっとバイクで沖縄まで泳ぎに行った僕が、 安ホテル住まいで既に沖縄で生活している所から始めます。
いろんな事が沢山起こり過ぎた沖縄でしたが、ある日ある基地の公園で歩いている所から始めましょう。
(基地を自由に出入りしてました)
煙草を吸いながら公園を歩いていると、後ろから若い女性の声で
「ねぇ、ちょっと火を貸してくれる?」と声をかけられました。
ジッポーを擦りながら振り向いて彼女の煙草に火を付けてあげると、顔を上げた彼女は僕を見るなり
「なぁんだ・・・Junじゃない・・・。」
「久しぶりだねぇ・・・どうしてたぁ?」と言うのです。
彼女に見覚えはありませんが、昼はあちこちオートバイで走り回り気が向いた適当な所で泳ぎ、夜はライブハウスやクラブをはしごしていた僕は、珍しい(見慣れない奴)という事も有ってコザ(沖縄市) の軍人達の間では結構有名でした。
僕は「まぁ、いつかの夜にどこかで会ったんだろう・・・」と思って、
「じゃ、またね・・・」とその場はそれでお互いにお互いの方向へ歩いて行きました。
それから、2〜3日してKadena AFB(嘉手納空軍基地)のUSO(売店みたいな所)の前のベンチで座っていると、男の軍人が
「よう、Jun。元気?」と言いながら横に座ってきました。
また、見覚えがありません。
「俺、記憶力鈍ったかなぁ・・・?」と思いながらも、とりあえず10分か15分ほど話をして、彼は戻っていきました。
道を歩いていると迷彩服を着た海兵隊の3人組が道路の反対側から
「へーい、Jun!どこ行くんだよ・・・」と声をかけてきます。
でも、彼らにも見覚えが無いのです。
そんな事が週に2〜3回は有りました。
みんな、僕の顔を見て、「Jun」と名指しで声をかけてくるのです。
「お前どこかで見掛けた事あるぜ・・・」では無く「この前XXXと一緒に飲んだよなぁ・・・」でも無いのです。
とても、親しそうに、嬉しそうに声をかけてきます。
なんだか彼らにとっては僕はとても仲の良い友達の様です。
そんな事が余りにも頻繁に起きるので、良く声をかけられるKadena AFB(嘉手納空軍基地)のベンチで座ってまた誰かに声をかけられるのを待つ事にしました。
しばらくして、空軍の男がやはり
「よう、Jun・・・何してるの?」と横に座りました。
僕は、彼に見覚えはありません。
隣に座った彼は、いろんな事を話し始めます。
僕のオートバイの事、行き付けのクラブの事・・・。
しまいに
「なぁ、お前のあの彼女・・・。Airforceだっけ?Navyだっけ?」とまで言い出すのです。
「Navyだよ・・・Airforce Baseに居るけど・・・」と言うと
「そうかぁ・・・ところで結婚の話はどうなった?」
「?!?!?!」
(つい先週、彼女が結婚したいと言い出したばかりで、まだ仲の良い数人の友達しかその話は知らない筈なのです)
「いや・・・ちょっと急すぎるし・・・」そんな事を知ってる彼に驚きながらそう答えると
「そうだよなぁ・・・早く来るものは早く無くなる(英語で「Easy Come、Easy Go」)からなぁ・・・・」
「もうちょっと、のんびり構えたら?」なんてアドバイスまでしてくれる始末・・・(苦笑)
つまり僕にとっては初対面の彼は僕の事は殆ど知っているのです。
そんなこんなで、2人は30分ほどベンチで隣り合って座り話に花が咲いていたのですが、実はその間僕はずっと『こいつ、誰だったろう?』と考え続けていたのです。
やっとの勇気を振り絞って
「ところで、お前、俺と誰かと勘違いしていない?」と聞いてみました。
(30分も話し込んで、変な話ですが・・・・笑)
すると、彼は僕の顔を覗き込んで
「おい、おい・・・・。何を言ってるんだよ・・・。」
「俺とお前は何年の付き合いだと思ってるんだよ・・・」 と言い出すのです。
「!!!!?????」
僕は、沖縄に来てまだ数ヶ月ですから何年も付合っている軍人の友人なんて居ません。
つまり、沖縄(コザ)にJunという名前の日本人で、髪が僕と同じように肩より長く
あちこちにリベットを打ち込んだ、袖を切り落とした僕と同じ皮ジャンをいつも着ていて
チョッパーに改造した僕とそっくりなオートバイに乗って
僕と同じ様に自由に基地を出入りできて、背格好、話し方、顔が、僕と全く同じ奴 が
「2人」(オートバイや服を含めて2セット)生活しているという事になります。
そのうちの1人は僕で、もう1人は沖縄に何年も住んでるやっぱりJunと言う名の奴・・・・。
そしてその2人(僕ともう1人のJun)は
[何年も付合っている友達] が隣に座って30分以上も話込んでも別人だと言う事に気が付かない程そっくりだという事になります。
これも確率はゼロではないでしょう・・・。
でも、きわめて低い確率の偶然だと思いませんか?
見た目ちょっと似てる奴や、似たような格好してる奴は確かに居ても不思議じゃ無いかもしれない。
でも、僕は(当時)自分と同じ様なバイクに同じ位の髪の長さで同じ格好して乗ってる奴は一度も見た事が無かった。
つまり、遠目で見てちょっと似てる奴すら見掛けた事が無かったのに、これだけ条件が揃って、まして友達が話し込んでも気が付かない程うりふたつでしかも同じ名前だなんて・・・・・。
それから何日かして、行き付けの喫茶店(ほぼ毎日昼ご飯はそこで食べていた)に行くと、いつものウエイトレスが
「純さん、昨日はどうも・・・・」と言うのです。
「えっ?何の事?」と言うと、
「もうとぼけなくても良いじゃないですかぁ・・・」と言うので、詳しく聞いてみると
昨日彼女は、よく行く古着屋(僕の知らない古着屋)へ行くと、狭い(そう、古着屋はたいてい狭い)店の中で僕が赤ん坊を抱いて、白人の若い女性と一緒に居たのだそうです。
彼女(毎日顔を合わせる喫茶店の女の子)が店に入ってくるのを見ても何も反応が無く、すぐ近くへ行ってみたけれど全く気付かない風を装っているので、
『これはきっと何か訳が有って、今は声を かけて欲しくないんだろう・・・』
と気を効かした彼女は、とりあえず声をかけずにそっとしておいたの言うのです。
彼女は
「あの人純さんの彼女?・・・」と言うのですが、
僕はその若い白人女性も、僕が抱いていたという赤ん坊にも思い当たる節はなく、ましてその古着屋がどこに有るのかすら知らないのです。
ベースのアメリカ人だけではなく、沖縄の日本人も・・・・・ 何年もの付き合いだと言う[もう一人のJunの友人]や、既に何ヶ月もの間、毎日僕と顔を合わせている[こっちのJunの友人]の日本人も、
みんな[こっちのJun]と、[もう一人のJun]との違いに気が付きません。
そんなに双子の様にうりふたつの他人って居るのでしょうか?
名前まで同じで、着ている服も同じで・・・・。
いろいろ考えると、どうも僕の分身(どっちが分身か・・・苦笑)が沖縄に何年も前から住んでいたとしか考えられません。
僕が、あの日世田谷のアパートで
『天気が良いなぁ・・・海にでも行きたいなぁ・・・』と思い立って突然オキナワに走り出さなければ、僕はきっとこの[もう一人のJun]の存在を知る事は無かったでしょう。
これは、誰かが作った僕のクローンなのかも知れないし(あの17才の時に失った4時間の間に作られた可能性は無いとは言えない)、
いつか昔、分かれ道で別な選択をした僕が作り上げた無限の数のパラレル・ワールドの一つが何かの理由で[こっちの僕の世界]と触れてしまったのかも知れません。
霊現象と、幽体分離とパラレルワールドとその他のいろいろな[不思議な事]は、 それぞれ違う現象だと思えます。
ただ、共通している事は現在の科学はとても遅れていて、これらの事を解明するにはとても無理が有るという事だと思います。
僕は[不思議な事]を否定する事で、天動説を信じきってガリレオをきちがい扱いした人達の現代版にはなりたくないと願っています。
何よりも、自分の身の回りで起きている以上、自分自身をきちがい扱いするか、それとも[原因を理論で説明できない事実]として現象自体はとりあえず認めるかのどちらしかない訳ですから・・・。
これらの不思議な事はまだ科学者にも誰にも分かっていないようです。
いろんな人がいろんな事を言い、一部の宗教家や詐欺師や手品師が金銭や名誉の為にトリックを行い
断定的な説を唱えたりしますが、とりあえず僕は誰の説でも耳を貸そうと思っています。
なんせ、自分自身の身の回りで起きている事だから、やっぱり知りたいですしね・・・。
そして、それらの事が起きる原因(僕に対しての理由)が有るのなら、それはやっぱり知りたいですし・・・。
「こんな説もあるよ・・・」って知ってる方が居れば、是非とも教えて下さい。
パラレルワールド体験はまだまだ有るよ・・・。
無意識の幽体離脱(これはパラレルワールドとは違うようですね)の話もまだまだ書きます。
