第45話 デジャブ

僕は、自分では霊も見た事が無いし金縛りも無ければデジャブ体験もありません。

Okinawaに居た頃に、友人の女友達2人が横浜から遊びに来ました。
その友達が住んでいた米軍宿舎払い下げ貸家のリビングルームで4人で話をしていた時の事です。

横浜から来たその女友達の1人が、初対面の僕の顔をじっと見ながら不思議そうな表情で
「私、前にJunさんと、こういう話をした事がある・・・・」と言い出したんです。

僕の友人は『この2人は実は前にどこかで会った事があるのかな?』という顔をしているし
そりゃ、もっと不思議だったのは僕です(笑)
彼女が言ってる意味がさっぱりわからない・・・・

そこで、彼女の友達が
「またぁ・・・・?」と言い出したんです。

「こんな間取りの、窓から海が見える部屋で・・・・・」
「こんな配置で4人で座って、私の前にはJunさんが座ってた・・・」
「それがJunさんだったのかどうかは判らないけど、こんな髪型でこんな顔でこんな風な話し方をする人だった・・・」

「沖縄に来たのも、この家に来たのも初めてだし、Junさんに会ったのも初めてだし・・・・」
「でも、前にこの家のこの部屋でこの4人で、こうやって話した事を覚えてる・・・・・」

これは、一般に良く知られてるデジャブですよね♪
デジャブは、
「数秒前(0.数秒前)に起きた事を脳が遠い過去の事と誤認識する為に起きる脳の混乱状態」という説があるそうです。
デジャブの時はたいてい「それがいつの事だったのか思い出せないけど、過去に・・・・」という状況が多いようです。
つまり、脳がその記憶の[発生時間の記録部分]を失ってしまい、それが0.5秒前だったのか5年前だったのか判断出来ないという状態です。

これはかなり説得力があります。
「いつだったか思い出せないけど、前にも・・・・・」
そりゃ、そーです♪
0.5秒前にも、窓から海が見える同じ部屋で同じ4人で同じ配置で、同じ髪型の同じ顔の同じような話し方の人と話して居たのですから・・・・。

それが実は数秒前の記憶だったという事を思い出せないから、
「えーと・・・いつだったか過去に同じ記憶が・・・・」となってしまうわけです。

「初めて見た景色なのに、なんだか前に見た事が有る気がして・・・・」
[初めて見た景色]と言うのが曲者で、0.2秒前にも見ている訳ですから決して初めて見た訳ではないのです。

僕が興味があるのは、それが起きる時は(神経系の病的な場合は別として)
たいてい、何か心地よい時に起きる傾向が強いような気がするのです。

『とても怖い記憶のデジャブ』というのはあまり聞きません。
金縛りで『前にどこかで見た事があるような人』とか
怖い夢の中で『どこか思い出せないけど前に来た事のある場所』というのは良くあるようですが
デジャブで過去に経験した事のある『恐怖のデジャブ』ってあまり聞かないと思いませんか?

デジャブは『いつの事か覚えてないけど、なんだかとても懐かしい気持ち・・・・』というケースが多いようです(と勝手に思っています)
[懐かしい]、[心地よい]、[安堵感]・・・・・
それが現実の時間のつながりを混乱させてしまう。

そう思うと、何かが引き金になって涌き出てくる[懐かしさ]か[安堵感]か[心地よさ]は
時間が無い世界に居た頃(時間を記録する必要が無い世界に居た頃)の感覚なのかも知れないなぁとも思ってみたりしてます。
「時間が無い世界に居た頃」というのは「肉体を持っていない世界に居た頃」という意味です♪

 

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