第93話 自動書記
Qさんから2つ目の体験を頂きました。
こちらは僕には判りやすかったです。
ただ僕にとってまず最初に不思議だったのは、メールにテキスト・ファイルの添付として頂いたんですが、この1kbにも満たない小さなテキストファイルが、Notepadでも開かずMS-Wordにドロップしても画像としてしか認識せず、中を見るのに結構苦労した事です。
(結果的に、理由は多分エンコードがShift-JISだったからだと思うのですが・・・)
このファイルについての説明は、Qさんからのメールをそのまま引用します。
添付ファイルをつけました。
2009年末頃に書いたもので、その日は深夜まで
勉強をしており、次の日にこのファイルを発見しました。自分で書いた記憶がなく
(かなり深夜まで作業していました)、どこかのHPからコピーしてきたかと思ったの
ですが、そのような履歴はなく、自分で書いたようです。
メールの説明から、このファイルはQさんが「深夜まで勉強した翌日に発見した」オリジナル・ファイルのコピーだと思います。
ご本人は「2009年末頃に書いたもので・・・・」とおしゃられていますが、もしかすると「書いたもの」ではなくどこかからQさんのPCへ「やって来た」ものなのかも知れないとも思えます。
ちなみに、Qさんは写真関係の仕事も趣味も無く、戦場や事故現場などで写真を撮る仕事や趣味もお持ちではないようです。
文面から、写真家が戦場・事故現場・山岳地帯など、危険な場所に行き命を失ってしまった時の「記憶」のように感じられます。
特に最後の3行に
ある
徐々に視界が、上方に移動してゆく。
わたしは、まだ何か忘れているような気がして、精一杯抵抗してみたが、無駄な努力らしい。
この部分は、魂が肉体から抜けて行く最中のように読み取れるような気がします。
(勿論、Qさんご自身はまだご健在です)
でも、僕が一番気になったのは、最後の行にある
すべては統合され、わたしという個はなくなり、全体の中のひとつの情報になった。
ここの部分なんです。
無学な僕の幼稚な持論で書いた65話『コップの水』
http://www.tsuzukis.com/stories/story65.html
や66話『ザル』
http://www.tsuzukis.com/stories/story66.html
とあまりにも似てると思うんですよ。
これは確か2001年頃に書いた話だと思うんですが、最近「天国を旅するスーザンからのメッセージ」という本がある事を知りました。
(この題名で検索するとAmazonとか楽天とか沢山出てくると思います)
概要は、前述の浅川さんのサイトにも書かれています。
http://www.y-asakawa.com/message/anoyono-fushigi_2.htm
つまり、死後(肉体という物質の器を失った後)は、器の無い魂が他の魂と合体して(つまりコップの水がバケツに合流して)他の個と混合するという事なんですね。
ただ、僕がもうひとつ懸念しているのは「もしかしてこの時(コップを失った時)、沢山のパラレルワールドで様々な別々の人生を送ってきた沢山の『もう一人の自分』とも合体するのではないだろうか?」とも、思っているんです。
つまり、警察官だった純や教師をやってた純やずっと日本に住んでいた純や・・・・そんな沢山の純が、どこかで一堂に集まって合体して、それぞれが体験し学んだ事がひとつの純の中で統合されるんです。
そうしたら、人生を100回位やり直したのと同じくらい濃〜い人生を学べるわけですよね。
輪廻転生の考え方は何度も人生を送り直して、その都度(魂が)成長していくって事だと僕は解釈しているんですけど、輪廻転生だとその都度時代や環境が変わるわけですね。
でも、同じ時代に同時進行して魂がいくつかに分かれて様々な人生を送って、またひとつに戻ったら同じ時代でいくつもの事を学べる事になります。
でも、これに関しては誰も有名な本とか書いていないみたいなので、全然証明は出来ないですね。
さてところで、カメラマンでもないしまだ死んでいないQさんがなぜ下記のような文章を(本人は意識せずに)書かれたのか?
これも、2002年頃に書いた第69話『無線LANとインターネット』
http://www.tsuzukis.com/stories/story69.html
の内容と酷似しているような気がします。
無線LANのアクセスポイントから無数の情報(インターネット)が、目に見えずに空気中をさまよっています。
その情報にアクセス出来るかどうかは、端末側の設定に関わってくるのかも知れません。
LANカードを内蔵していないPCではアクセス出来ないですが、中には外付けのLANカードを挿入したり、頑張って有線接続している人も居るのかも知れません。
Qさんも、自分では無意識に空気中をさまよっていた情報にアクセスしたのかも知れませんね。
【Qさんから送られてきたファイルの内容です。改行その他は原文のままです。】
わたしは、ふるえる手で、シャッターを切った。
もう何度目かわからないのに、どうしてだろう。
その度に、言葉では詫びきれない、
空間の中に、光らしきものは見えなかった。
それでも、わずかに足元が白く見えた。
だからといって、見えたのがわたしの足とは限らないのかもしれない。
あまりの恐ろしさに、足を動かす前に、腕を上下に動かしてみた。
視界に何も変化はない。
焦りが生じる。わたしに腕は、確かにあったのだろうか?
足を動かそうとしても、動かしているつもりだが、何も感触はない。
このような状態になる前の、記憶を必死にたどった。
誰かに注意しろと、言われたような気がする。
何に注意するべきだったのだ?わたしは信じたくなかったのだ。
聞かなかったことにして、結局何もかも失ってしまった。
徐々に視界が、上方に移動してゆく。
わたしは、まだ何か忘れているような気がして、精一杯抵抗してみたが、無駄な努力らしい。
すべては統合され、わたしという個はなくなり、全体の中のひとつの情報になった。
